企業の説明と実際の活動は一致しないことがある
EXISTENCE VERIFICATION
形式上の存在と、現地の実体は違う
登記情報・会社資料・Webサイトが確認できても、それが実際の企業活動を伴う「実在」を意味するとは限りません。海外では、形式上の存在と現地の実体が一致しないケースがあります。書類では分からない実在性を、現地で直接確認します。
確認対象
所在地・拠点
判断軸
実体の有無
目的
契約前確認
登記上の存在と実際の実在は同じではない
海外企業との取引では、「登記されている」「Webサイトがある」「会社資料が提出されている」という理由で、相手企業が実在していると判断されることがあります。
しかし、登記上の存在は、現地で企業が実体を持って活動していることを保証するものではありません。住所は存在していても企業が入っていない、別企業が利用している、過去の情報だけが残っているケースもあります。
なぜ実在確認が必要になるのか
海外では、会社情報の更新制度・住所利用の慣行・拠点管理の実態が国や地域によって異なります。日本国内の感覚で「登録情報があるから問題ない」と判断すると、実態を見誤ることがあります。
・登記のみで実体がない企業
・住所貸しやバーチャルオフィスの利用
・既に移転・撤退している企業
・第三者が所在地を使用しているケース
形式的な情報だけでは、現在の実在性は判断できません。
実在を確認しないことによるリスク
実在性を確認しないまま契約や送金を進めると、問題発生後に相手の所在や責任主体を確認できない可能性があります。
・存在しない企業と契約するリスク
・連絡先や所在地が機能しない
・責任追及や交渉が困難になる
・資金回収の前提が崩れる
実在確認は、取引相手としての前提が成立しているかを確認するための基本的な判断材料です。
現地で確認する実在性
実在確認では、企業が現地に存在しているか・拠点として機能しているか・第三者の視点でも確認できる状態かを見ます。
・所在地に企業が存在するか
・看板・表記・受付・郵便物などが確認できるか
・オフィスや業務スペースとして機能しているか
・周辺状況や第三者情報と矛盾がないか
現地の提携会社と連携し、直接確認を実施します。
書類では把握できない実態
書類やデータは、企業が登録されていることを示す材料にはなります。しかし、現在の実在性・活動状況・拠点の有無まで判断することはできません。現地で確認することで、初めて実在の実態が明らかになります。
関連して確認すべき項目
実在確認は、現地確認の基本です。稼働状況や現地活動の把握とあわせて確認することで、相手企業の実態がより明確になります。
まとめ
実在確認は、海外案件における最初の判断ポイントです。登記や資料があることと、現地に実体があることは同じではありません。
所在地・拠点・表記・周辺状況を確認することで、取引や対応を進める前の前提を整えることができます。書類では分からない部分を現地で確認することが、海外案件のリスクを抑える第一歩になります。
※ご相談内容により、お受けできない案件がございます。